後飾りには何をお供えするの?四十九日以降も合わせて解説

「後飾りでのお供え物は、果物やお菓子でもいいの?」
「忌明けまで、お供え物はどうするの?」

葬儀が終わった後、葬儀社が用意してくれた後飾りの扱いがよくわからないこともありますね。

  • 後飾り(中陰壇)には基本の「五供」をお供えする
  • 「五供」をお供えする時の注意点
  • 四十九日以降のお供えも同様に

この記事では、上記のような「後飾り」のお供え物について解説します。

 

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後飾り(中陰壇)には基本の「五供」をお供えする

  • 後飾りとは
  • お供えの基本「五供」
  • 「五供」以外のお供えと頂き物

まずは「後飾り」の意味と「五供」について解説します。

 

後飾りとは

四十九日の忌明けまで、自宅で遺骨・位牌・遺影を安置する祭壇が「後飾り」の祭壇です。

 

死亡してから四十九日までの間を指す「中陰(ちゅういん)」に飾ることから、関西では「中陰壇(ちゅういんだん)」ともいわれます。

 

祭壇には香炉や燭台などの仏具を置き、葬儀のときの生花や供物を供えて、遺骨・位牌・遺影が自宅に戻ってきたら祭壇に安置するという流れです。

 

後飾り祭壇は遺骨などの安置場所だけでなく、故人の冥福を祈る場所でもあり、葬儀に参列できなかった人が後日弔問された時にお参りする大切な場所なのです。

 

後飾りを正しく整えることによって、弔いの気持ちが故人にきっと届くでしょう。

 

お供えの基本は「五供」

出典:片付け110番

仏教では「香」「花」「灯明(とうみょう)」「浄水」「飲食(おんじき)」の5つがお供え物の基本とされ、まとめて「五供(ごこう)」といわれます。

 

「香」はお線香のことで、「仏さまの食べ物」であるとともに、仏壇に手を合わす私たちの「心を清める」という意味があります。

香り高いお線香を毎日あげることが供養につながり、私たち自身も清められるということです。

 

仏壇やお墓などに供える花を「供花(くげ)」といいます。

きれいで新鮮な花を仏前に捧げるのは、「花のように心清らかにいてほしい」という仏様の教えを表しています。

仏壇に「花」を供える理由について下記の動画でも解説していますので、ご興味ある方はご覧ください。

【仏壇に花を供えるのはなぜ?】お仏壇ちゃんねる

 

灯明

「灯明」はろうそくの明かりのことで、「仏様の場所を明るく照らす」だけでなく、「煩悩を消して心に安らぎを与える」という意味があります。

最近では飲み物や食べ物などのろうそくも販売されていて、故人の大好きなものを探してお供えしてもいいでしょう。

出典:Wowma!

 

関連記事様々なお供え物のろうそくについて、下記の記事で詳しく解説していますのでご覧ください。

https://life-epilogue.jp/after/7028

 

浄水

お水やお茶を供えることをいいます。

仏様は清らかな水を好み、新鮮な水を供えることが供養とされるので、仏壇の水は絶やさないようにします。

また「浄水」を供えることにより、仏様の清らかな心に自分たちも洗われたいという願いが込められています。

浄土真宗では「浄水」を供えないので注意しましょう。

 

飲食

仏前に供えるご飯を「仏飯(ぶっぱん)」または「香飯(こうはん)」といいます。
基本的にはいつも食べている主食で「ご飯」を供えるのですが、故人の好きだったものや季節のものでも構いません。

 

食べること自体が供養につながるとされるため、供えたご飯はそのままにせずに下げて食べます。

 

「五供」以外のお供えと頂き物

「五供」以外のお供え物は「かさばらなくて」「分配しやすいもの」が適しています。

一般的には食べ物がよく用いられ、小分け包装されて日持ちするものが選ばれます。

ただし肉や魚など、殺生を連想させるものは避けてください。

 

お供え物の具体例
果物、焼き菓子、佃煮、缶詰、個人が好きだった食べ物、お酒など

 

お供えした後に「仏様からのお下がり」として食べることが供養につながりますので、皆で分けあえる物を選びましょう。

 

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「五供」をお供えする時の注意点

  • 灯明とお線香の注意
  • お花の選び方
  • ご飯とお水は毎日取り替える

続いて、「五供」をお供えする時に気を付けることについて解説します。

 

灯明とお線香の注意

灯明とお線香について、あげるタイミングや消し方に気を付けましょう。

 

灯明・お線香のタイミング

「ろうそくに火を灯す」「お線香をあげる」タイミングは、「浄水」や「飲食」を供えた後にします。

ろうそくの火をずっと灯すことで供養につながるとされていますが、火事などの危険があるためお供え後のお祈りが終わったら消します。

 

灯明・お線香の消し方

仏壇のろうそくやお線香の火を消すときは、口で吹き消してはいけません。

口は不浄と考えられ、ご先祖様に向かって息を吹きかけることは失礼なので手で仰いで火を消しましょう。

 

線香のあげ方は、宗派によって異なるので注意しましょう。

 

関連記事宗派別の線香のあげ方について、下記の記事でも詳しく解説しています。

お線香を折る理由|仏壇やお墓での参り方と線香のマナー
ご先祖様の供養に欠かせないものと言えばお線香ですね。 毎日の供養、そして命日や法事などといった改まった時の供養としても用いられるものです。 お線香の歴史は古く、今のような棒状になったのは諸説ありますが16世紀から17世紀と言われてい...

 

お花の選び方

仏様は花の香りも召し上がるとされるので、季節の花や故人の好きな花を飾ります。

ただしバラなどの棘(とげ)がある花は血を流すことを連想させるため、お供え物にはふさわしくありません。
また派手な色の花や毒のある花、匂いの好ましくない花も避けましょう。

 

ご飯とお水は毎日取り替える

「浄水」や「飲食」は、毎朝お供えするものとされています。

「飲食」のご飯は炊きたてを用意し、「浄水」のお水は仏壇に向かう度に変えます。

 

毎朝ご飯を炊かないお家は、できる範囲で用意するようにしましょう。

 

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四十九日以降のお供えも同様に

  • 後飾り(中陰壇)の処分の仕方
  • 四十九日以降のお供え

最後に後飾りの処分方法と四十九日以降のお供えについて解説します。

後飾り(中陰壇)の処分の仕方

仏式や神式では後飾り祭壇を四十九日の忌明けまで設置するとされ、毎日ろうそくを灯し、お線香を焚いて故人の冥福を祈ります。

 

後飾り祭壇は忌明け法要が過ぎたら自治体のルールに合わせて処分でき、ろうそく立てなどの陶器製仏具も一般ごみとして処分して問題ありません。

 

ただし「白木位牌」の処分にはご注意ください。

忌明け法要の際に白木位牌から「本位牌」に魂入れをして、魂を抜かれた白木位牌は僧侶が引き取ってお焚き上げをします。

 

四十九日以降のお供え

「忌」が明けた四十九日以降でも、後飾りと同様の物をお供えします。
ただしお供え物を持っていく時は、「のし紙」に注意しましょう。

 

  • 後飾りのお供え物:黒白の水引
  • 四十九日以降のお供え物:双銀の結び切りの水引

 

関西では四十九日以降に渡すお供え物の「のし紙」には、黄白の水引を使う地域もあるので、お店で頼む際は確認するようにしましょう。

出典:失礼なくお供え物を送るために知っておきたい「のし紙」のマナー

 

まとめ

  • お供え物には「五供(香・花・灯明・浄水・飲食)」の他に、「かさばらなくて」「分配しやすいもの」が適している
  • 「五供」は毎日お供えするとされているが、家庭の状況に合わせてできる範囲で
  • 四十九日以降は後飾り祭壇を処分するが、お供え物は同じものを用意する

仏様や故人のためだけでなく、お供え物を用意するのは私たちのためでもあります。

意味や決まりを理解することによって、毎日清々しい気持ちで仏壇に向きあえることでしょう。

 

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