お寺へのお布施に「志」と書くのは間違い|お布施の種類や包み方

葬儀や法要の時にお寺にお渡しするお布施の表書き、めったにある機会ではないので悩まれる方も多いと思います。

お布施の表書きは宗教や宗派によって書き方があります。

仏教では「お布施」とするのが多いのですが、間違えて使ってはいけないワードがあります。

それは「志」です。

法要の引き出物などで使われる「志」、ならば使っても大丈夫ではと思われるかもしれませんね。

葬儀の手伝いや会場関係者などへのお礼として「志」を使いますが、謝礼の意味合いが強いので僧侶には使われていません。

「志」と「お布施」の使い方や金額の相場についてまとめました。

 

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お寺にお渡しする現金に「志」は間違い

お寺にお渡しするお布施(現金)の表書きに「志」を書く。

明らかに「間違い」と表立って指摘しているところは見かけません。

中には表書きの書き方を指南している中で「志」とあることもあります。

 

ただ、志と書くよりもお布施と書いたほうが良いとアドバイスする傾向にあります。

志の使い方について見ていきましょう。

「志」の意味

「志」は本来、謝意や好意などを表すために贈る金品の全般に使います。

弔事にだけ使うイメージがありますが、本当はそんなことはないのです。

現代国語辞典では、「志=感謝の意を込めた贈り物 」とあるように現金というより品物に対して使われています。

 

確かに香典返しや法事の引き出物でよく志の表書きをしますので、仏事のイメージが多いですね。

ただし、志として包む金額の相場は2千円から1万円、多くても3万円ほどです。

僅かばかりではございますが、お納めください」というニュアンスの時に使っています。

 

それよりも多額の場合は、志は使わず御礼などとしています。

お寺の法要のお礼などの相場から考えると、少額ではないと言えるでしょう。

お寺に渡す現金の種類

僧侶に現金を渡しする場合、表書きに使う名目にはいくつかの種類があります。

 

読経や供養・戒名へのお礼

卒塔婆料(そとばりょう)・御膳料・お車代・志納料(拝観料として納める金銭のこと)

 

読経や供養・戒名へのお礼を、お布施と言っています。

お布施はもともと、何かの対価として支払うという類のものではありません

自分のできる範囲で「施し」をするという行為からきています。

法要の時の僧侶へ渡す包みの表書きに「御経料」「回向料」「供養料」「御経志」等と案内していることもありますが、宗派によっては「料金ではない」と考えるところもあります。

良しとするかしないかはお寺に伺わないと判断できません、「お布施」としたほうが間違いはないでしょう。

 

一方、品物や仏具・交通費や食事代といった経費的な意味のある現金には、「~料」とダイレクトに表現して書いています。

お寺へのお布施の相場・包み・表書き

お寺への現金の種類は大きく二種類ありました。

中でも読経や供養・戒名については、法要の内容によって相場が違います。

お布施の相場と包みの選び方、表書きの書き方について見ていきましょう。

通夜・葬儀のお布施の相場・包み・表書き

お通夜から葬儀のお布施は、お通夜と翌日の告別式での読経と火葬時の炉前での読経を含む場合で全国平均が出ています。※

<葬儀費用の相場>

通夜からの飲食接待費:30.6万

寺院への費用:47.3万

葬儀一式費用:121.4万

葬儀費用の合計:195.7万

 

日本消費者協会「第11回『葬儀についてのアンケート調査』報告書」/2017年

お寺への金額の相場は、およそ47万円と報告されています。

 

<葬儀で使う包み>

奉書紙で上包みするのが最上級の礼儀ですが、一般的には市販の不祝儀袋を使っています。

黒白または双銀の水引(結び切り)の金封を使います。

関西では、黄白の水引を使うところもあります。

 

<葬儀の時の包みの表書き>

お寺や僧侶への包みの表書きは、「御布施」「御経料」「御回向料」など宗派によって異なります。

戒名料の相場・包み・表書き

<戒名料の相場>

一般的に戒名の金額については、葬儀のお布施に含まれている場合が多くなっています。

生前戒名を頂いたり、葬儀の時点で戒名を授からなかったり、あるいは戒名を頂いたお寺とお墓のお寺が違って再度頂く場合は戒名の料金として支払っています。

宗派によっては、葬儀の時に戒名料は別に包む慣習のあるお寺もあります。

参照:戒名料は2~100万円?戒名の相場とランクを選ぶ基準

 

<戒名料の包みの種類>

「僧侶へのお礼」の水引は基本的には不要とされています。

ですが市販ののし袋を使う時は、水引が印刷されているものもあります。

水引のあるものは、黒白または銀1色の「結び切り」を使いましょう。

祝儀ではありませんので、のしはつけません。

無地の白封筒でもよいとされています。

 

<戒名料の表書き>

戒名をつけてもらったお礼は「御戒名料」「御法名料」と書いて渡すことがあります。

ただ宗派によっては、「料金」ではないという考え方のところもありますのでよく確認してから表書きをしましょう。

法事・法要の相場・包み・表書き

年忌法要の年次によっては、卒塔婆が必要な宗派もあります。

事前に菩提寺に確認をしておきましょう。

法事や法要では、お線香や供花・お供え物なども必要です。

 

<法事・法要の相場>

法事・法要お布施の相場は、3万円程度です。

 

<法事・法要の包みの種類>

黒白や黒銀または双銀・白一色、黄色の水引で結び切りのものを使いましょう。

黒白が一般的ですが、関西では黄白を使っています。

最近では関西以外でも、黒白は色合いがきついということで黄白や双銀、白一色が店頭に並んで売れています。

のしはつけません。

 

<法事・法要の表書き>

僧侶へ法要でお経をあげていただいたお礼に渡します。

表書きは「御布施」「御経料」「御回向料」があります。

御車代・御膳料の相場・包み・表書き

お通夜や告別式で出向いて頂いた時は一日単位で交通費の御車代または御足衣料(ごそくいりょう)をお渡しします。

喪主側が送迎した場合や、お寺を借りて葬式を出した場合は包む必要はありません。

通夜や告別式の後に開かれる、通夜振る舞いや精進落としを僧侶が辞退した場合は食事代として御膳料をお渡しします。

また、卒塔婆供養をしてもらう場合には「御塔婆供養料」も用意します。

 

<御車代・御膳料の相場>

・御車代は、5千円〜1万円くらい。

・御膳料は、5千円〜2万円くらい。

・卒塔婆供養は、1本につきだいたい3千円~

 

<御車代・御膳料の包み>

水引のあるものを使う時は、黒白または銀1色の「結び切り」を使います。

のしはつけません。

無地の白封筒でも構いません。

 

<御車代・御膳料の表書き>

交通費の代わりは「御車代」「御足衣料」、食事を辞退した時は「御膳料」「御斎料」と書きます。

卒塔婆供養をしてもらう時は「御塔婆供養料」「卒塔婆料」と書きます。

それぞれ意味合いが違いますので、別々にお包みするのがマナーです。

 

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お布施を渡すタイミングと渡し方

<お布施を渡すタイミング>

お布施は僧侶の帰り際に、お礼を述べてお渡しします。

お布施のほかにもお渡しするお礼があれば、一緒にお渡しします。

僧侶が法要の後の会食に同席する場合、お布施は会食の後にお渡しします。

 

<渡し方の注意点>

・直接手渡しは厳禁

・僧侶に向かって表書きが正面に来るように渡す。

・切手盆や袱紗、菓子折りなどの上に載せて渡す。

・切手盆などはテーブルの上や畳の上で引きずらず、手に持ったまま捧げる。

 

 

【関連記事】お布施のマナーは「僧侶を頼んで葬儀をするときの費用|お布施の相場や包み方などのマナー」にまとめがあります。

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まとめ

・お寺への現金で渡すお礼には「志」の表書きは使わない。

・「志」は法要の引き出物の表書きなど、品物の掛紙に使われる。

・葬儀の時のお寺へのお礼の相場は、およそ47万円。

・法事・法要お布施の相場は、3万円程度。

・戒名料は2万円~100万円

・御車代は、5千円〜1万円くらい。

・御膳料は、5千円〜2万円くらい。

・卒塔婆供養は、1本につきだいたい3千円~。

 

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