神道のお盆の【のし】の選び方|品物や現金の相場、表書きの書き方

お盆というと、仏様の帰ってくる期間・仏教の行事の一つというのが一般的なイメージですね。

ですが日本のお盆の文化は、中国から伝来した仏教と日本の古来からある独自の神様を祀る神道の行事が融合してできた独自の文化です。

神道と仏教のお盆の行事には、大きな違いはなく基本的にほとんど同じです。

神道のお盆、御供ののしの掛け方やマナーについて見ていきたいと思います。

 

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神道のお盆ののしのマナー

神道でもお盆には御供をします。

仏教では殺生を禁じているので魚や肉はお供えしませんが、神道では酒・鮮魚・野菜などをお供えします。

お供えを贈る時のマナーについて見ていきましょう。

<お盆の御供ののし紙の種類>

お盆の御供につけるのし紙(掛紙)には、外のしと内のしがあります。

持参する時は「誰からの御供」なのかがすぐにわかる外のし、郵送する場合はのし紙が崩れないように内のしにするのが一般的です。

<のし紙の水引の色>

のし紙に印刷されている水引の色は、地域によって違います。

 

・関東では黒白の水引かグレーと白の水引。

・関西では黄白の水引。

新盆(初盆)では黒白の水引を使います。

品物を贈る場合の表書きとマナー


出典:引き物ドットコム

<表書きの書き方>

のし紙の中央の上の部分には、水引がかかっています。

水引の線を境に上側には献上を書きますが、一般的には(下段の部分と総称の)表書きと称されています。

お盆のお供えには「御供」、「御供物」と書き、下段に名前をフルネームで入れましょう。

<筆の色>

お盆によって表書きに使う墨の色が違います。

新盆(初盆)、三回忌くらいまではなるべく薄墨で書きます。

「悲しみも癒えたころ」という意味で、三回忌を過ぎた以後は黒墨で書きましょう。

現金を贈る場合の表書きと相場


出典:ウーマンエキサイト

御供は地域の慣習で、お金で持っていく場合と品物を御供とする場合があります。

<お盆の御供の金額の相場>

・初盆:1万円

・新盆以外:2~3千円

<香典袋の表書き>

お金を入れる袋の表書きは、「御玉串料」「御榊料」「御供物料」「御供」としましょう。

「御霊前」「御佛前」は使いません。

市販されているのし袋には、ハスの花が印字されているものがあります。

ハスの花は仏教のお釈迦様の象徴ですので、他の宗教の時は使えません。

キリスト教ではユリの花や十字架の印字したものもありますが、神道の固有の模様の入っているものは一般的には出回っていません。

無地のものを使いましょう。

 

【関連記事】宗教別のお供えのことや包み方のまとめが「お供えはいつ渡すといいのでしょう|お供えを渡すときのマナーと品物の選び方」にあります。

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神道のお盆


出典:wikimedia

「新盆」のことを神道では「新御霊祭(あらみたままつり)」「御霊祭(みたまつり)」と言い、神職が家々に出向いて儀式をしています。

仏教の行事として定着しているお盆の語源は、大和言葉の「ぼに」からと言われています。

この「ぼに」とは先祖をお祀りするときに、御供物を捧げるために使う器の名称です。

仏教が日本に伝わる以前から、日本では祖先崇拝の風習が神道にはありました。

神道のお盆は、生きた魂「生き御霊」をお祀りすることと、祖先などの死霊「死に御霊」をお祀りする二つの意図がありました。

神道と仏教で違うお盆の考え方

仏教の伝わる以前からお盆の時期は、「霊魂」の遊離する時期と考えられていました。

当時の日本では、お盆といえばこの魂を招き寄せる時期と考えられていました。

神道のお盆は人間の体の中に新しい「霊魂」を入れ、古い「霊魂」は帰ってもらうという意味がありました。

霊を招き、送るという風習「迎え火」「送り火」をしていましたが、仏教の「盂蘭盆会(うらぼんえ)」の行事と融合され今の「お盆」の習慣になっていったのです。

 

もともとの仏教の教えは「輪廻転生」ですので、遺骨はガンジス川に流してしまうものです。

お墓もなければ、ご先祖様という意識はありません。

実際、インドに近い地域の仏教ではお墓がない・お墓参りの習慣がない地域も存在します。

盂蘭盆会でも、死者の供養はしますが祖先の霊を迎える風習はないので、迎え火や送り火の習慣はなかったのです。

 

【関連記事】仏教のお盆については、「仏教のお盆|日本の民族行事と結びついたお盆と海外のお盆事情」で海外のお盆に似た行事とともにまとめてあります。

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迎え火・送り火は神道の行事


出典:伏見稲荷大社(by nobu3rofan)

 

先祖の霊を家にお迎えする行事は日本古来の行事であり、もともとは神道の行事です。

今でもお盆には「迎え火」や「送り火」をしています。

火を使うのは、霊を導く目印であると同時に神聖なもの・その場を浄化する作用があると信じられています。

お盆には先祖の霊が家に戻ってきて、親戚がお参りにきます。

集まった人々が一族の当主に「生きた魂」を見せることが、「生き御霊」のお祀りといわれる由来です。

現在でもお盆には遠くに住んでいる子供や孫が、両親や祖父母の家に帰省しています。

この行事を「生き盆」「生き御霊」と言っています。

神道では、死んだ霊(魂)と生きている人の霊(魂)の両方を祀る行事なのです。

 

 

まとめ

 

・お盆はもともと神道の行事だった。・仏教に取り入れられてからも、二つの行事に大きな差はない。

・供物ののし紙の表書きは「御供」

・現金で贈る場合ののし袋の表書きは、「御玉串料」「御榊料」「御供物料」「御供」

・祖先の霊の「死に御霊」と一族が集うことで「生き御霊」の二つをお祀りしている。

祖先の霊を迎えるのは神道の習わしにあり、仏教の盂蘭盆会の供養の話と融合したものが「お盆」です。
盂蘭盆会は、仏教の施餓鬼供養(せがきくよう)という形でも伝えられています。

 

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