霊供膳の作り方や盛り付け|漆器類のお手入れ方法も紹介

霊供膳(りょうぐぜん)とは、仏壇にお供えするお膳のことでお葬式や法要の時、お彼岸やお盆などの仏教の供養の日に仏前にお供えする本膳です。

 

「霊供膳」は殺生をしてはならないという戒律に習い精進料理が原則で、様式が存在し作法や仕来りがあります。

 

同じ仏教でも宗派によって違いがある霊供膳についてご紹介しましょう。

 

スポンサーリンク

 

特別な日に供える「霊供膳」と日常のお供え「飲食供養」

出典:Amazon

 

仏前にお供えするお膳には、日常に供える「飲食供養(おんじきくよう)」と特別な日にお供えする「霊供膳」があります。

飲食供養は毎日仏壇のお水を変えたり、ご飯を供えたり食物や茶湯を仏前に捧げます。

 

出典:楽天市場

 

一方、霊供膳は仏様の祥月命日や特別な日に仏壇にお供えする小型の本膳をいいます。

 

霊供膳は仏様・ご先祖の特別な食事

「霊供膳」は精進料理が原則です。

精進料理では本来殺生を禁じていることから肉や魚、豚や鳥などの由来の食材は一切使用できません。

豆類や野菜が主要な食材として調理される特別な料理で、禅僧により仏教の厳しい戒律と厳格な修行の中で生み出された独特な食文化です。

 

霊供膳は宗派・地域によって違いがある

霊供膳は5つの料理で構成されています。

器の名称料理
飯椀(めしわん)ご飯
汁椀(しるわん)お味噌汁・お吸い物
平椀(ひらわん)煮込み物
高杯(たかつき)漬物
壷椀(つぼわん)煮物・あえ物

 

お膳の配置は宗派や地域により異なる場合があります。

また、一部の地域ではお箸をご飯に挿して供える慣わしもあります。

同じ仏教の中でも真宗では、故人は浄土で仏となるという教義があり霊供膳や位牌はありません。

 

スポンサーリンク

 

「一汁三菜」の精進料理をたっぷり盛り付ける

出典:COOKPAD(クックパッド)

 

霊供膳は仏様のお供えですので、お膳を置く向きは仏様が食べられるように仏壇から正面になるようにします。
  • 仏様側からみて、ご飯と汁もの側にお箸を置きます。
  • 食器の蓋はしたままお供えします。
  • 仏様とご先祖様にそれぞれお供えする場合は、箸を二膳分用意するのが正式とされています。
  • ご飯は親椀に山盛りに盛りつけ、盛り方はしゃもじで一度にすくっててんこ盛りに山盛りに盛り付けます。

 

 

真言宗の霊供膳の作り方

霊供膳に盛りつける料理は精進料理で一汁三菜が基本です。

  • 親椀にご飯を山盛りに盛りつけます。
  • 主菜と副菜の三菜は季節の野菜などを取り入れて彩りを考えて作ります。
  • 精進料理ですので肉や魚は使用できません。
  • 野菜の中でも香りや刺激の強いネギやらっきょう、にら、にんにくなどの香味野菜(五辛)は避けて作ります。
  • 野菜の煮物で使うだしも動物性のカツオぶしやイリコなどは使わず、しいたけなどで取ったものを使います。

 

 

真言宗の場合の霊供膳は、ご飯の向こう側に平椀が左上、壺椀が右上、高坏が真ん中になるように並べ膳引きと呼ぶ台の上に置きます。(宗派によって異なります。)

お下がりは感謝して捨てる

お下がりのご飯は粗末にせずに、食べなくてはならない。或いは何らかの方法で無駄にしてはいけない。たとえば鳥の餌にするとか・・・。というのが本来かもしれませんが、今時の食事環境を考えると、難しいようです。「ごめんなさい」と言って棄てる。充分感謝して棄てるしかないと思います。

引用:高野山真言宗 別格本山常福寺

 

仏様のお下がりはご加護があると言われて食べるのが普通でしたが、現在では食品衛生上問題視され、無理に食べる必要はありません。

 

霊供膳のお手入れ方法

 

漆器は木製ですので高温が苦手で乾燥も大敵、長時間水につけると漆を痛めてしまいます。

また、漆器に熱いお料理をすぐに盛り付けたりするのは厳禁です。

 

使用後は表面の漆を強くこすらないように中性洗剤で優しく洗い、水分をはやくふき取り直射日光を避けて保管します。

 

漆器は適度な湿気も必要ですので、棚の上より下のほうが保管場所に適しています。

重ねて収納する場合は直接重ねず、紙や布を挟んでキズを防止しましょう。

 

まとめ

  •  霊供膳は特別な日に仏さまにお供えするお膳
  • 霊供膳は精進料理が守るべきルール
  • 地域や宗派によってお膳の配置などが違う

宗派の特徴など、具体的なお供えの仕方はご自分の菩提寺でお尋ねになるといいでしょう。

 

関連記事 霊供膳の置き方や作り方について解説したこちらの記事もおすすめです。

霊供膳の正しい置き方|お供えで気を付けるポイントと簡単レシピ
最近は葬儀や法事の簡略化が進み、供養の仕方も変わって来ています。 昔のように形式ばった供養は少なくなっていると感じます。 お供えに関しても故人が大好きだった食べ物や季節の果物など、ちょっとしたものをお供えする事が多いですよね。 ...

スポンサーリンク

不動産の処分をしないといけない方へ

 

地元の不動産業者に売却を依頼するのもいいですが、どうせなら高く売れた方がいいですよね?

そこでおすすめしたいのが「不動産一括査定サービス」です。

インターネットから不動産の情報を入力するだけで、最大6社の不動産会社から査定結果が届き、複数の査定結果の中から一番有利な業者に売却を依頼するという仕組みです。

実際にやってみるとわかりますが、査定結果には数百万円~1,000万円程度の差が出ることも珍しくありません

 

あなたが遠方にお住まいでも、忙しくて地元の不動産業者に出向く時間がとれなくても大丈夫です。

売却を急いでいる場合にもこのサービスはとても向いています。

 

査定依頼はもちろん無料 、入力はとっても簡単で1~2分で終わります。

不動産不動産一括査定サービスは複数ありますが、当メディアではサービス開始から10年以上の実績あるサービス「イエイ」をおすすめします。

 

不動産一括査定サービスのお申込みはこちら

宗教・宗派法事・法要
silverをフォローする
人生のエピローグ