神道における初盆の注意点|スケジュールや精霊棚の飾り方など

故人が亡くなった日から1年以内に迎える初盆は、通常のお盆と異なる点がいくつかあります。

初盆の法要をする場合は神主や招待する方に連絡したり、料理を手配したりと早めに準備しなければなりません。

  • 神道の初盆の準備
  • 迎え団子・送り団子の飾り方や個数
  • 宮司・神主に祝詞奏上をしてもらう場合
  • 神道の精霊棚の飾り方
  • 法要後に親族で会食をする場合

この記事では、上記のような神道の初盆で気を付けるべきポイントを解説します。

 

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神道の初盆(新盆祭・新御霊祭)の準備

  • 神道の初盆(新盆祭・新御霊祭)の数え方とお盆の考え方
  • お盆の13日には迎え火・16日には送り火を焚く
  • 迎え団子と送り団子の個数・飾り方
  • 宮司・神主に祝詞奏上をしてもらう場合
  • 法要後に親族で会食をする場合

まずは初盆の考え方や準備について流れを解説します。

 

神道の初盆(新盆祭・新御霊祭)の数え方とお盆の考え方

「初盆」は「新盆際(あらみたままつり)」「新御霊祭(みたままつり)」とも呼ばれ、亡くなった日から1年以内に迎えるお盆をいいます。

 

神道では年の数を数える場合、誕生から死亡日までは数え年で数え、死亡後は死亡日から数えます。

 

お盆は6世紀頃に中国から渡来した仏教が、元々あった先祖の御霊祭りを仏事として執り行い始めたことから、仏事と誤解されがちです。

 

しかし日本のお盆は仏事ではなく、日本古来よりあった神道の「祖先崇拝」と仏教の「先祖供養」とが融合した行事なのです。

 

神道と仏教のお盆の考え方
  • 神道:霊祭の一つであり、ご先祖の霊を迎えて敬い感謝する行事(祖先崇拝)
  • 仏教:「盂蘭盆会(うらぼんえ)」を指し、あの世で苦しんでいる死者を救う行事(先祖供養)

 

お盆の13日には迎え火・16日には送り火を焚く

日本のお盆は、8月13日から8月16日の間に下記のようなことを実施します。

 

  • 8月13日(迎え火):墓参りをし、夕方に「迎え火」を家の門前で焚く
  • 8月15日(ぼん祭・中元祭):氏神の神職を迎えてぼん祭
  • 8月16日(送り火):夕方に「送り火」を家の門前で焚く

 

お盆の期間は、地域によって異なります。
多くの地域では8月にお盆をしますが、東京と周辺の一部の地域では7月にします。

 

迎え団子と送り団子の個数・飾り方

お盆のお供え物といえば、お団子が思い浮かびますよね。

お供えするお団子は、日にちによって意味や味付けが変わります。

 

迎え団子

出典:ナデシコ

  • お盆の始まり(13日)にお供えする、あんこやタレがついたお団子
  • 「あの世から帰ってきたご先祖に食べてもらい旅の疲れをいやす」という意味

 

供え団子

出典:ナデシコ

  • お盆の間(14日~15日)にお供えするお団子
  • 「ご先祖が生前の家でゆっくり過ごしてもらう」というおもてなしの意味

 

送り団子

出典:ナデシコ

  • お盆の終わり(16日)にお供えする、味付けをしない白いお団子
  • 「ご先祖があの世に帰ってから食べてもらう」というお土産の意味

 

お団子の形や数に明確な決まりはありませんが、一般的には丸いお団子を6つ以上お供えすることが多いです。
飾り方は、お団子を積み上げたり、串に刺したりなどと様々です。

 

宮司・神主に祝詞奏上をしてもらう場合

初盆で祝詞奏上(のりとそうじょう)をしてもらう場合、親族や親しい人が集まりやすく、宮司や神主の都合もつく日を確認して早めに決めましょう。

 

宮司・神主への連絡は、1ヶ月前までに済ませておきましょう。

 

お料理やお返しの準備も頭に入れながら、招待する人に案内状を往復はがきで送ります。

親族のみで法要をする場合は、電話連絡のみでも構いません。

 

宮司や神主を招く場合、お礼を渡す必要があります。
表書きには「御祭祀料(おさいしりょう)」「御礼」と書き、3~5万円が相場とされます。

 

表書きは薄墨ではなく、濃墨で書くのでご注意してください。

 

法要後に親族で会食をする場合

初盆の法要後に会食をする場合、まず会食場所をご自宅か料理屋のどちらでするのか決めます。

 

ご自宅の場合、仕出し弁当などを頼んだり、自分たちで料理を用意したりします。

 

仕出し弁当や料理屋を予約するときは、必ず初盆での会食に利用することを伝えておきましょう。
伝えずにいると、海老や鯛などを使った慶事向けのお料理が出てくる恐れがあります

 

もし会食をしない場合は、初盆のあと引き出物とともに、お酒と折詰弁当などお渡しします。

 

関連記事神道での法事については、下記の記事でも詳しく解説しています。

神道での法事と香典|会食の有無で変わる金額相場と注意点
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神道の精霊棚の飾り方

続いて精霊棚の飾り方やお供え物の種類、並べ方を解説します。

 

精霊棚が北向きにならないようにする

精霊棚(しょうりょうだな)を飾る方角は、なるべく北向きにならないようにしましょう。

太陽が最もあたる南向きか、太陽が昇る東向きに飾るのが良いとされます。

 

北向きにしてしまうと暗く湿気が溜まりやすいため、すぐに傷んでしまいます。

 

精霊棚の飾り方

出典:寺村葬儀社

祭壇は祖霊舎の前に設置し、榊(さかき)と燭台を左右に飾ります。

三方には用意した神饌物(しんせんぶつ)を乗せます。

 

祖霊舎・精霊棚へのお供え物と並べ方

神式でのお供え物は神饌物とも呼ばれ、神様に供える食べ物の総称です。

 

一般的なお供え物(神饌物)
洗米、日本酒、丸餅、天然塩、水、山のもの(野菜、果物など)、海の物(魚、昆布など)、数種類のお菓子など

 

祖霊舎や精霊棚にお供えする神饌物は、並べ方に決まりがあります。

 

お供え物(神饌物)の並べ方
  • 魚の頭は中央に向け、お酒は瓶子(へいし)に入れ、塩や米は小皿に盛る
  • 神様から見て左側から、米、酒、餅、魚、乾物、野菜、果物、塩、水という順番

 

神道のお供え物について、下記の動画でも紹介しています。

神式のお供え

 

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神道の初盆の法要に招かれたら

最後に初盆の法要に招待された場合に、服装や香典など気を付けるポイントを解説します。

 

服装は喪服が基本

初盆に参列する場合は、他の法要と同じように喪服を着ていくのが基本です。

しかし喪服の用意が間に合わなければ、下記のような地味な平服でも問題ありません。

 

  • 男性:黒を基調としたスーツ、白いシャツ、黒のネクタイ、黒の靴
  • 女性:黒を基調としたワンピース、黒のストッキング、黒の靴
  • 子供:(就学していれば)制服もしくは黒を基調とした服、白いシャツ、黒の靴

 

不祝儀袋の表書きと金額相場

初盆の香典は、盆提灯などをお供えする慣習が多くあります。

盆提灯を送った場合は香典を出す必要はありませんが、一般的に初盆の法要に参列するときにはお金を包んで持参するのがマナーです。

 

表書き

不祝儀袋の表書きは、神道では「御玉串料(おたまぐしりょう)」「御神前(ごしんぜん)」か、宗旨宗派に関係なく用いられる「御供物料(おくもつりょう」を書きます。

 

香典袋

香典袋は無地で、白黒か双銀の水引を用います。

 

香典金額

初盆の香典は、3千~1万円が相場とされます。

一般的には、3千円・5千円・1万円のいずれかを包みます。

 

法要の後に会食がある場合、相場の金額に食事代を追加で包みます。

 

盆提灯を贈る場合は先方に確認するのが無難

盆提灯はご先祖の霊が迷わず帰ってくる目印として飾り、飾る数に決まりはなく、地域や家庭によって様々です。

 

初盆では家族が白い提灯を用意し、親戚などが色柄入りの盆提灯を贈る風習があります。

 

しかし最近では、盆提灯を飾るスペースなどの住宅事情も考えて、盆提灯用にと現金で渡すケースも増えてきています。

 

盆提灯を贈る際は、住宅事情や地域の風習を考慮して、送り先に確認することをお勧めします。

 

まとめ

  • 故人が亡くなってから1年以内に迎えるお盆を「初盆」といい、法要や会食をする場合がある
  • 迎え団子と送り団子の個数は6つ以上で、飾り方は串に刺したり積み上げたりと様々
  • 精霊棚を飾る際は、方角やお供え物の並べ方に注意する
  • 初盆に招待されたら、服装や香典などのマナーをおさえておく

初盆は通常のお盆よりも丁寧に供養され、故人を偲ぶために近親者が集まります。

連絡や手配など準備が大変ではあるものの、きっと故人や生きている自分たちのためになるでしょう。

 

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