浄土真宗における初盆の迎え方|何を用意すればいいのか

他の宗派と考え方が違う浄土真宗では、初盆で「用意する物」などが異なります。

  • 浄土真宗の初盆
  • 浄土真宗の信徒としての初盆の迎え方
  • 初盆に読経に来ていただいた時のマナー

この記事では、浄土真宗における初盆の迎え方について解説します。

 

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浄土真宗の初盆

浄土真宗とは

宗祖:親鸞
時代:平安時代から鎌倉時代
教え:弥陀さまの本願を信じ、念仏申せば仏となる

出典:浄土真宗 東本願寺 沖縄別院

 

まずは浄土真宗の供養とお盆の考え方について解説します。

 

浄土真宗のお盆の行事「盂蘭盆会(歓喜会)」

日本のお盆は仏事ではなく、本来は仏教の「盂蘭盆会(うらぼんえ)」と神道の「祖先崇拝」とが融合した行事です。

  • 仏教:「盂蘭盆会」を示し、あの世で苦しんでいる死者を救う行事
  • 神道:霊祭の一つであり、ご先祖の霊を迎え入れて敬い感謝する行事

 

しかし浄土真宗では、ご先祖様の霊は存在しないと考えられているため「祖先崇拝」はなく、仏教の「盂蘭盆会(歓喜会)」がお盆の行事です。

 

盂蘭盆(うらぼん)とは逆さまに吊るされているように最も苦しい状態を意味する言葉ですが、浄土真宗では「教えを聞くことで苦しみが最大の喜びに変わる縁」ということで、お盆の行事を歓喜会といいます。

 

下記の動画では、浄土真宗の西派と東派の違いについて解説しています。

第246回「浄土真宗のお西とお東はどう違うの?なぜ東西分裂したのか?」葬儀・葬式ch

 

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浄土真宗の初盆の迎え方

  • お仏壇の掃除・お供えの仕方と注意点
  • お墓の掃除の仕方と注意点
  • 浄土真宗の盆提灯の考え方

続いて浄土真宗における初盆の考え方や迎え方について解説します。

 

お仏壇の掃除・お供えの仕方と注意点

お仏壇も掃除をしないと汚れてしまいますが、洗剤をつけてゴシゴシ洗えるものではありません。

 

通常の掃除は毛ばたきを用いて、傷をつけないようにお仏壇や仏具のほこりを払います。
漆塗りの部分は傷がつきやすいので、やわらかい布で丁寧に汚れを落としましょう。

また古くて汚れのひどいお仏壇は、専門の仏具店に修復をしてもらうことができます。

 

浄土真宗では、初盆だからといて特別にお供えする物はありませんので、通常の供養と同じように「五供(香・花・灯明(とうみょう)・浄水・飲食(おんじき))やお菓子などを準備します。

 

お盆に準備する「お供え団子」「精霊馬」も、浄土真宗では「霊が帰ってくる」という考えはないので必要ありません。

 

お墓の掃除の仕方と注意点

出典:石長

お墓の掃除では以下のものを用意します。

ほうき、たわし、雑巾、バケツ、ひしゃく、軍手、草取り用のかま、マッチやライター、ろうそく、線香、お供え物の花、ごみ袋

 

お墓の掃除の流れについてです。

  1. お寺にお墓がある場合、まず御本尊にお参りする
  2. 手を洗い清め、バケツなどに水をくむ
  3. お墓の前で合掌・礼拝してから掃除をする
  4. 花筒の古い花を取り、溜まった水を捨てて、お供えの花を飾る
  5. 線香に火をつけてお供えする
  6. 全員で合掌し「南無阿弥陀仏」と唱えて礼拝する
  7. 線香やろうそくなどの火を始末して帰る

 

「掃除だけにきたから…」といっても、「御本尊へのお参り」や「お供え」をせずに帰らないようにしましょう。

 

浄土真宗の盆提灯の考え方

お盆における提灯にはこんな意味があります。

  • 故人やご先祖様の霊が迷わず帰ってくる目印として飾る
  • 故人の冥福を祈り、感謝の気持ちを込めたお盆の供養を表す

 

浄土真宗では「故人やご先祖様の霊が帰ってくる」という考えはないので、飾らなくても問題ありません。

どうしても飾りたいのであれば目印という意味ではなく、あくまで灯篭の一つとして扱いましょう。

関連記事浄土真宗が他の宗派と異なる点について、さらに興味がある方は下記の記事をご覧ください。

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初盆に読経に来ていただいたときのマナー

  • 僧侶は檀家回りで忙しい
  • 御布施・御車代の相場と包み方・書き方
  • 御布施・御車代の渡し方

最後に初盆で僧侶に読経を依頼した場合のマナーについて解説します。

 

僧侶は檀家回りで忙しい

初盆の法要を僧侶に依頼する場合、遅くとも1ヶ月前までには連絡をしておきましょう。

どのお寺もお盆の時期は、檀家回りで忙しくて大変込み合うからです。

 

会食を予定している場合は、僧侶が参加するのかどうかも確認しておきます。

 

御布施・御車代の相場と包み方・書き方

僧侶に法要をお願いした場合に渡すものは下記の通りです。

御布施:読経に対する謝礼
御車代:自宅などに僧侶を呼ぶ際に渡す

 

御布施は4万円、御車代は5千円~1万円程度が相場とされています。

 

僧侶が会食を辞退された場合は「御膳料」も用意しておきましょう。

 

御布施や御車代は、奉書紙(ほうしょし)または白い封筒に包みます。

奉書紙で包む場合
  • 半紙でお札を包み、さらに中包みする
  • 奉書紙のつるつるした面を表、ざらざらした面を裏にして包む
  • 表の上段に「御布施」または「御車代」、下段に名前を濃墨で書く
  • 裏に住所と金額を書く

 

白い封筒に包む場合
  • 封筒が二重になっていない無地の封筒を使用する
  • 表の上段に「御布施」または「御車代」、下段に名前を濃墨で書く
  • 裏に住所と金額を書く

 

御布施・御車代は切手盆に載せてお渡しする

僧侶に御布施や御車代を渡す際は、手渡しすることのないように注意しましょう。

 

御布施や御車代を切手盆(きってぼん)または小さなお盆に乗せて、法要の前か終わった後で挨拶する際に渡します。

 

まとめ

  • 浄土真宗では「全ての人が仏になる」と考えられているため、お盆はあの世で苦しんでいる死者を救う「盂蘭盆会」の行事である
  • 初盆では「故人の霊が帰ってくる」という考えがないので、特別に用意する物はなく、「お供え団子」や「精霊馬」なども必要ない
  • 初盆の法要を依頼する時は遅くとも1か月前までに連絡し、「御布施」や「御車代」などの用意をしておく

「お盆に霊は帰ってこない」というのが、他の宗派と浄土真宗の異なる考え方です。

教えを改めて考えた上で、初盆の用意をしていきましょう。

 

関連記事 初盆の準備や当日の流れについて紹介したこちらの記事も併せてどうぞ。

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「僧侶や招待者への連絡」「会食の手配」といった初盆の準備と、当日の流れや服装について解説しています。 準備を始める時期にも触れていますので、初盆を控えている方は是非ご覧ください。

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